こんにちはカマキリでございます。ワタクシは、土方歳三の大ファンでございます。本日は、その土方歳三について語らせて頂きたいと思います。
土方歳三と言えば、その残されている写真からも分かるように、かなりのイケメンでございます。
ワタクシも最初に彼の写真を見た時は、
「ホントに昔の人か?」
と疑ってしまった程でございます。
当時はまだ中学生であったため、数多の無知を抱えておりましたが、昔の人=野人ぽいというワタクシの誤った考えを木っ端微塵に粉砕してくれたのは土方だったのでございます。
ワタクシ、思いますに、土方歳三は、その写真が残っているが故に、一挙にスターダムにのし上がった最初で、そしてSNSなどを考えますと最後の歴史上の人物になるのではないかと考えております。
さらに、土方がワタクシの心を掴んでやまないのが、彼の生き方でございます。
土方は新選組副長として倒幕派の中心地である京都で警備にあたっていたわけですから、相当に重要な情報に触れていたと思われます。
中には、
「こりゃ幕府、ダメでしょう!」
と思わせるようなものもあったに違いありません。
彼ほど聡明であれば、事実を認識し、これから起こるであろうことは容易に予測できたはずです。
合理的に考えれば、保身に走るか、或いは何もしないという手もあったはずです。
しかし土方は違いました。徹底抗戦に走るのです。
それは苛烈とも言えるもので、いくら農民から当時の陸軍副大臣である陸軍奉行並に短期間でのし上がったとは言え、彼の行動は幕臣としての忠誠というより、彼の人間としての生き様を表しているような気がしてならないのでございます。
今も彼のお墓には多くの花が添えられていると聞きます。それは、彼の爽やかな生き様が多くの人の共感を得ているのではないかと考えるのであります。
ちなみに、幕臣として徹底抗戦した人達の中には、榎本武揚を初め、大鳥圭介など幕臣の中でも有能と言われた人々が多く残っていたのは、徳川300年の歴史の最後の意地であったような気がいたします。
以上、カマキリColumnでした。
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