Pros and Cons∶ディクテーションってどうなの?[ブログ英検1級]

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 こんにちはカマキリでございます。英検一級の合格にはリスニング能力の向上が必須であると言われています。そこで本日は、ワタクシが用いておりましたリスニング能力を向上させるための方法である、ディクテーションについて語らせ頂きたいと思います。

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1. Pros∶ 意外と効果的!

 皆様、ご存知の通り、ディクテーションは聞いた英語を書き取っていく方法ですが、ワタクシがディクテーションを用いた理由は、以下のような長所があることによります。

(1)現段階でのリスニング能力の明確化

 ディクテーションは、その段階で覚えている英単語や基本フレーズをベースに、英語の聞き取りを行いますので、自分の勉強がどのくらい進んでいるのかという意味で視覚的に進捗状況を確認することができます。

 この進捗状況の視覚化というのは、意外な程にモチベーションの維持に繋がります。

 やはり人間、自らの能力が目で確認できますと、奮い立つものがあります。

(2)英単語及び基本フレーズの定着

 英単語や基本フレーズは通常、単語帳や参考書、あるいは自分で作成した資料なりで覚えますが、これだけだと、どうしても単調になりがちです。

 なので、ディクテーションをしている際に覚えた英単語なり基本フレーズなりが出てきますと、別の形、つまり、具体的なイメージを持って再確認できますので、定着率は格段に上がると思われます。

(3)リンキングの確認

 皆様、ご存知の通り、英語は日本語と異なり、音同士が繋がるリンキングという現象が発生します。

 リスニング能力の向上には、このリンキングに慣れることが必須であると思われますが、ディクテーションを行うことで、リンキングの種類や性質に慣れることができます。

管理人
管理人

教材としては、You Tube・テレビなどのドキュメンタリー番組を用いました。ドキュメンタリーを教材としたのは、①英語の字幕が使える②正しい発音がされている③モチベーションを保つことができるの3点です。

2. Cons∶強力であるが故の弱点!? でも、対処法はあります!

 さて、ディクテーションは上で述べさせて頂きましたように、リスニング能力の向上には極めて有効ですが、強力なものは諸刃であるの法則に従い、注意しなければならない側面もあります。

 それは、

実践で英語を聞いていて分からない部分が出てきますと、思考停止してしまうということです。

 つまり、練習段階で神経を尖らせて常に細部まで聞き取ろうとするため、それが癖になってしまい、いざ実践に入り、聞き取れない部分が出ると、そこで立ち止まって考えてしまうのです。

 こんなことをしていては、次から次へと来る英語の波にもまれてしまい、最終的には何を言っているのかサッパリという状況に陥りかねません。

 そこでワタクシは、

実践段階で不明な箇所が出てきましたら、そこはブランクにして、どんどん先に進め、聞き取れた部分だけでフレーズの内容を判断するという方法を採りました。

 これにより、ディクテーションによる思考停止という欠点は、かなり克服できたと思われます。

3. まとめ

 とにかくディクテーションは、現段階でのリスニング能力の明確化と実践段階での思考停止という分かりやすいメリット・デメリットを持っていますので、練習段階では割り切って精密さを求め、実践段階ではブランクを利用して自分の聞き取れる部分から全体を推定していくのが宜しいかと思われます。

管理人
管理人

ディクテーションの練習に当てる時間ですが、ワタクシは10分と決めていました。これ以上だと疲労も蓄積してしまいますし、何よりもモチベーションの低下が半端なかったからです。

 ちなみに、リスニング能力を向上させるための方法として『シャドウイング』がありますが、ワタクシは当初、勘違いをして、同時通訳の方々がされているような英語の流し聴きを行い、それに従って連続的に復唱するものとばかり思って、英検一級のための勉強には用いませんでした。

 ただ、よく調べてみますと、実際はもう少し柔軟なもので、ワンフレーズでも、これは面白いと思える場合には、映像をストップし、巻き戻して幾度となく聞き、それを真似るという方法もあるということで、ワタクシも現在は、ブラシュアップのために用いています。

 結構、いい感じですので、英検一級の勉強方法にも採用されてみたらいかがでしょうか。

  以上、カマキリColumnでした。

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