こんにちはカマキリでございます。英検一級に合格するためには、最後の難関、二次試験面接を通らなければなりません。そこで本日は、英検一級二次試験面接!!実況中継と銘打ち、二次試験でのワタクシの壮絶な戦いをご紹介したいと思います。
❒ 当日は、偶然、5:55に起床いたしました。
「Go Go Goだな」
などと、オッサンギャグを言えるほどこの時は超余裕でした。これから起きる惨事も知らずに…。
とにかくワタクシは絶好調でした。
前日も早くに寝て、寝過ぎではないかという位、睡眠を貪り、起きた時も快調そのものだったのでございます。
面接の開始時刻が10時だったので、まだ大分、時間に余裕があるなと、ワタクシはメロンパンを食べたり、You Tubeを見たりしていました。
それでもまだ時間がありましたので、スピーチの復習でもしようかな〜と思いましたが、
「まっ、できるからいいでしょ。」
と、何もせず、再び布団に入りゴロゴロ。
そうこうしているうちに、出発の時間になりましたが、この時も大アクビをしながら、
「受かったら、プレデター(家内)と中華でも食べようかな〜」
などと、もう合格したも同然の気分だったのでございます。
さらに、電車に乗ってからも、
「そう言えば神田に行くのは久しぶりだな〜」
などと、完璧に行楽気分。
❒ ところがでございます。神田駅の改札を出た瞬間、
「ドキドキドキ」
今まで経験したことの無い極度の緊張感に突然、襲われたのでございます。
「なんだこれは…何とかしなければ…」
ワタクシは、その場に踏みとどまり、大きく深呼吸をしようとしましたが、何時までも立ち止まっていては後ろのパッセンジャーの皆様に申し訳ないので、取り敢えず改札の横に移動しました。
そして、大きく深呼吸。
まだ落ち着きません。それどころか、更に激しくなる一方。
「よし!それならば想定問題をやってみよう!」
と、いくつかのテーマをランダムに選び出し、頭の中でスピーチをしてみました。
完璧でした。
それは自分でも惚れ惚れするものでした。
ところが、それにも拘らず膝がガクついてきたのでございます。
なので、本来ならば、
「できる!!できるぞ!!アハハハハ」
と叫びながら、道のド真ん中を闊歩し、試験会場に入場するはずですが、極度の緊張感のためか、道の端を、
「失礼いたします」
という感じでコソコソ歩き、人知れず入場したのでございます。
❒ 試験会場に着くと、何やら帰国子女っぽい女の子の集団。
彼女達は、
「は〜〜〜〜い、元気?調子はどう?」
「余裕よ」
とサンシャインな感じで、それを見たワタクシは、
「こんなMAJORリーガー相手に戦わなければならないのか…」
と、更に緊張感が倍増してきたのでございます。
なので、ワタクシは冗談抜きで、手と足が同時に動くという変なポーズで、試験会場のビルに入ってしまったのでございます。
❒ 中に入ると直ぐに待合室である大教室に通されました。
教室の中には既に結構な人。
よく見れば皆さん、出来そうな人ばかり。
さらに、手元にはスピーチのための資料。
中には、巻き物のような資料をお持ちの方もいて、
「ああ、皆、努力してきてるんだ!」
と、人ごとのように、回りの人達を賞賛してしまったのでございます。
ワタクシも事前に復習するための資料を用意していましたが、そんなことはすっかり忘れて、イスにチョッコリ座り、前をボーっと見ていました。
しばらくすると、登録シートが配られ、ワタクシも皆様と同様、カキカキしていましたが、この時のワタクシの場違い感は半端なく、
「もう帰ろうかな…」
などと、マークシートをしながら思っていたのでございます。
❒ それから20分位経った頃でしょうか、試験官の方々が試験に当っての注意点などを説明され、その後、グループ毎に面接室に案内されました。
面接室の前を通り過ぎると、既に何人かの方々は面接を受けておられ、なかには、
「アッハハハ〜そうですね」
という感じで楽しく対応している方もいて、
「自分も、あんな感じで出来たらいいな…」
などと思いながら、自分が受ける部屋前に案内されたのでございます。
部屋番号は55番でした。
「あっ!朝の啓示どうりだ。」
と、フッと思いましたが、緊張感で喉がカラカラなので、そんなことより、まず飴だ!と、ポケットからミルクキャラメルを取り出し、カラコロやっていました。
それから直ぐにワタクシの番はやって来たのでございます。
口の中にはまだミルクキャラメルがありましたので、ワタクシは、
「ムグ」
っと無理やり飲み込み、どうにも抑えられない緊張感に包まれながらも、今までやってきたことを思い出し、
「さあ、いくか」
と、面接室にブルブル震えながら入ったのてございます。
上で書きました登録シートというのは、英検の主催元であります日本英語検定協会が言うところの『面接カード』のことです。初めて見た時にはビビりましたが、簡単な個人情報を書く、どってことのないシートですので、サクサクと書いてやってください。尚、詳しくはこちら(日本英語検定協会 二次試験面接カードの書き方)
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