こんにちはカマキリでございます。以前、洋楽についてのワタクシの熱い想いを語らせて頂きましたが、本日はその第二弾ということで、洋楽の中でもバラード系について語らせて頂きたいと思います。
クイーンにより洋楽の扉を開きましたワタクシですが、以前にも書かせて頂きましたように、その趣向は完全にロック系に流れておりました。
なので、当時、バラード系のアーチストの話になると、
「何か緩いよね」
と、信じられないようなことを平気で言っていたのでございます。
それからも、ワタクシはロックにどんどんのめり込み、当時、文化放送で日曜の午前中に放送されておりました、せんだみつお氏の『オールジャパンポップ20』で好きなロックバンドが上位にランクインすると歓喜し、バラード系が入ってくると意気消沈していました。
ところがワタクシのバラード系嫌いは、アッという間に取り払われたのでございます。
洋楽を聞き始めて半年位経ったでしょうか、『オールジャパンポップ20』を聞き終わった後に昼飯を食べ、まったりしながらFM東京を聞いていると、カーペンターズの特集が組まれていました。
ワタクシは、う~んという感じで他の局にダイヤルを合わせましたが、他にいい番組がなかったので元に。
ダイヤルを戻そうとした、その時でございます。
突然、カレン・カーペンターの歌声が耳に入ってきたのでございます。
それまでは、彼女の声は聞いてはいましたが、耳に入ってくるという感じではありませんでした。
でも、この時は確かに耳に入ってきたのです。
『A song for you 』
でした。
ワタクシは、もうこの曲を聞いた時には感動してしまいました。
彼女の何とも言えない広がりのある声、そして渋いサクソフォンの音、暫し呆然としてしまい動くことすらできなかったのです。
この時からワタクシはレコード店に行き、レコードやらLPを買い漁り、カーペンターズを聞きまくったのでございます。
ただ、緩いだ何だ言い張っていた手前、なかなか表に言い出すことがでず、暫くは隠れカーペンターズファンとしての日々を送っていました。
ところがある日、洋楽に詳しいクラスメートと話していると、
「でも、フレディ(クイーンのボーカル)も良いけど、カレンも良いよね」
と、フッと呟いてしまったのでございます。
そのクラスメートは、ふう~んという顔をしていましたが、ワタクシの中で何か吹っ切れた感じがしました。
「良いものは良い」
それ以来、ワタクシは公然とカーペンターズファンを名乗り、その良さを伝道師のように伝え、その後のバーバラストライサンドやフリートウッドマック等に繋がっていくのでございます。
今でも良くYou TubeでA song for youを聞きます。
日曜日の小春日和のあの日を思い出すと共に、ワタクシに新しい世界を見せてくれたカーペンターズに感謝せずにはいられないのでございます。
以上、カマキリColumnでした。
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